口呼吸ってダメなの!?口呼吸のもたらす健康被害について
はじめに
こんにちは。伊丹市の歯医者「はっとり歯科・小児矯正歯科」です。
私たちは普段、無意識のうちに呼吸を行っています。しかし、その「呼吸のしかた」が健康に大きな影響を与えることをご存じでしょうか?特に近年、子どもから大人まで「口呼吸」が問題視されるケースが増えてきています。
「呼吸なんて鼻でも口でも変わらないのでは?」と思う方もいるかもしれません。ところが、口呼吸を行うことは、歯並びや顔面の骨格の成長に関わり、ひいては全身的な心身の不調を引き起こす可能性もあるのです。
本コラムでは、口呼吸の仕組みや原因、私たちの健康に与える悪影響、そしてその改善策について詳しく解説していきます。
1. 口呼吸とは?
口呼吸とは、その名の通り「口で呼吸をすること」を指します。通常、呼吸は鼻で行うことが自然な状態とされています。鼻には空気を加湿・加温・浄化する役割があり、また、空気中のゴミやウイルスなどを取り除くフィルターのような働きもあります。これらの機能により、外気を適切に調整して肺に送り込んでいます。
一方で、口呼吸を行った場合は、これらが機能しないため、冷たく乾燥し、不純物を含んだ空気が、直接のどや肺に届いてしまいます。この違いが、口呼吸の問題点の根幹にあるのです。

2. なぜ口呼吸になるのか?―主な原因
口呼吸の原因は人によってさまざまですが、以下のような要因が多く関係しています。
(1)鼻づまりやアレルギー性鼻炎
鼻が詰まってしまうと、自然と口で呼吸する癖がついてしまいます。アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎など、慢性的な鼻づまりのある人は口呼吸になりやすいです。
(2)口周りの筋力低下
現代人は柔らかい食べ物を好む傾向があり、噛む力が弱くなっています。その結果、口周りの筋力が低下し、口を閉じていることが難しくなることがあります。
(3)歯並びや顎の形
出っ歯や受け口など、歯並びの乱れや顎の形が原因で口が閉じにくくなり、常に口が開いた状態になってしまう人もいます。
(4)ストレスや姿勢の悪化
ストレスがたまると浅く速い呼吸になりがちで、口呼吸が助長されます。また、猫背などの悪い姿勢も横隔膜の動きを妨げ、鼻呼吸をしにくくするため、口呼吸に移行しやすくなります。
3. 口呼吸がもたらす健康への悪影響
口呼吸が慢性化すると、以下のような身体的・精神的トラブルを引き起こすことがあります。
(1)虫歯・歯周病・口臭
口呼吸をすると口の中が乾燥し、唾液の分泌が減少します。唾液は細菌の繁殖を抑える重要な役割を担っているため、その作用が弱まると虫歯や歯周病、口臭の原因になります。
(2)風邪や感染症にかかりやすくなる
鼻には異物をフィルターする機能がありますが、口で呼吸を行う場合はそれがありません。そのため、ウイルスや埃などが直接体内に入りやすくなり、風邪やインフルエンザ、アレルギーなどにかかるリスクが高まります。
(3)睡眠の質の低下・いびき・無呼吸
口を開けたまま寝ることでいびきが出やすくなり、睡眠の質が著しく低下します。ひどい場合は睡眠時無呼吸症候群にもつながり、日中の集中力低下や慢性的な疲労感、生活習慣病のリスクを高めます。また、睡眠障害は成長ホルモンの分泌低下にもつながり、心身の発達障害につながる可能性もあります。
(4)顔つきの変化(アデノイド顔貌)
成長期の子どもに口呼吸の習慣があると、上顎が狭くなり、歯並びや顔の骨格にも悪影響を与えます。これを「アデノイド顔貌」といい、ぼんやりした表情や口元が出っ張るなどの特徴が出ることがあります。
(5)集中力・学力の低下
口呼吸による酸素供給の効率の悪さ、睡眠の質の低下などが重なり、集中力や記憶力が下がりやすくなります。特に学童期の子どもにとっては大きな問題です。

4. 口呼吸を改善するための方法
(1)鼻呼吸トレーニング
簡単に始められる方法としては、意識して口を閉じ、鼻で呼吸をするよう心がけることが大切です。「あいうべ体操」などの口周りの筋肉を鍛える体操も効果的です。口呼吸のお子様の場合、当院でトレーニングを受けることができます。
(2)マウステープの活用
就寝時に口が開いてしまう場合、市販されている「マウステープ」を使って口を軽く閉じる方法もあります。
(3)歯科・耳鼻科の受診
鼻づまりがひどく口呼吸になってる場合は、耳鼻科への受診が必要なケースもあります。口呼吸改善のためのお口周りのトレーニングは、歯科で行うことが可能です。特に小児の場合、口呼吸は歯並びや顎の成長にも大きく関わってくるため、自己流での対策よりも、一度早めの受診をお勧めします。
(4)食生活と姿勢の見直し
硬いものをよく噛む習慣をつけることで、口周りの筋肉を自然と鍛えることができます。また、正しい姿勢を保つことで呼吸が深くなり、鼻呼吸がしやすくなります。
このように、口呼吸は、歯並びだけにとどまらず、全身的な心身の不調にもつながる可能性があります。もし、お子様で口呼吸を疑う所見はある場合、一度早めに歯科の受診をお勧めいたします。
伊丹市の「はっとり歯科・小児矯正歯科」では、特に小児の口呼吸の改善について積極的に取り組んでおります。小児矯正を行う場合も、必ず口呼吸の有無についても確認をし、口呼吸を認めた場合は、ただ矯正装置を使用し歯並びの改善に努めるだけでなく、根本的に歯並びを崩した要因でもある口呼吸の改善についても積極的にトレーニングを実施しております。
口呼吸や、それに伴う歯並びや顎の成長についてお困りの方は、お気軽に当院へご相談ください。
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